地方と言えば多くの人は人口縮小などで先行きが暗いと考えているかもしれません。

しかし、状況をよく分析すれば決してそんなことはなく、むしろこれからの時代は地方にこそ未来があると言えます。

何故かと言えば、地方には豊かな資源と技術がある一方、これまで地方の課題だったことの多くがITなどの発達で解消できるようになったからです。

考えてみれば、一般の人にとって、自然豊かな風景、美味しくて健康な食と空気、美しく広い庭のある家を全て揃えた生活ができるのは地方しかありません。それでも今まで大都市に人が流出していたのは、利便、教育、刺激的で給料の良い仕事などが不足していたからです。

ところが物流やITなどが急速に進化した結果、上記の課題は全て解消可能になりました。そうなれば地方には全てが揃うことになります。

更に注目すべきは、日本の産業を支えている中小企業の大多数が地方にあり、そこに技術やノウハウが蓄積されていることです。そのため、それらを掘り起こせば地方からのイノベーションが可能になります。

こうした流れが今少しずつ起きており、地方の真の実力が評価されつつあります。
やがて地方は大都市よりも「クオリティの高い暮らし」ができることで注目されるでしょう。

それが「地域こそがフロンティア」と我々が呼んでいる理由なのです。